
医学部小論文の過去問検討会ゼミ生で、困った受験生がいます。医学部小論文の答案を提出させると、誤字・脱字を平気で書きます。ゼミには、いつも5~6分遅れて来ます。何をやるにも、半分しかクリアできません。あとは、「どうも、どうも」と言うだけで、悪びれもなし。なかなか改善しないので、私は彼に「中途の半太郎君」と、あだ名を付けてみました。
半太郎君は、30歳になったばかりで、現在、医学部受験5年目です。見かねた父親から、「ぜひ、鍛えてください。どんなことでも、守らせますから」と頼まれもしました。早速、「スピードを出す」「誤字・脱字を直す」「感謝する」ことを約束させました。
半太郎君は、「分かりました」と形だけのことは口にします。その後、医学部小論文の指導をしましたが、やはりパッとしません。
① 自分は、「スピードを出して、勉強している」と言います。しかし、すでにクリアしたことを、何回もやろうとします。失敗しても、「失敗ノート」を作ろうとしません。ミスも、しっ放し。結果としては、スピードが出ないのです。
② 誤字・脱字は、1割ぐらい改良されましたが、まだ、一般の医学部受験生の答案より、紙面が汚く見えます。
③ 社会に対する感謝の気持ちが、芯から出ているように見えません。言葉だけ「ありがとうございます」と言っても、その場を早く逃げたいだけというのが、伝わってきます。心がこもっていないのです。困ったことに、「自分は一生懸命やっています。できないのは、自分のせいでは、ありません」と強弁するところです。
・・・そんな半太郎君が、「来年は、必ず合格します」というのです。それは、それでいいでしょう。半太郎君の勝手です。しかし、人間として、受験生としての「基本的なルール」を、少しずつ習得してもらいたいものです・・・。
もう、30歳にもなった半太郎君。「基本的なルール」をやらないと、社会も、医学部受験の試験官も、相手にしなくなる・・・ことに気づいてほしいですね。
あなたの中に、こんな「半太郎君」や「半子さん」が、潜んでいませんか。「一発で合格したい人」「医学部受験を始めて5年以上、浪人の人」ほか、心して、自分をチェックしてください。
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スクール東京
最高名誉顧問
成川豊彦
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略歴
昭和49年(1974年)
Wセミナー・グループを設立。
平成12年(2000年)
国際著名人年鑑「InternationalWHO’SWHOofProfessionals」に選出される。
平成21年(2009年)
司法試験・予備試験専門の少人数制予備校「スクール東京」の最高名誉顧問に就任。
司法試験・予備試験の合格に向けて、自ら直接指導。
現在
中国・西南法政大学客員教授も務め、教育・健康の分野において国内外で活躍中。
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