[今回の過去問]
2011年度 近畿大学(医学部医学科) 目標40分
「チーム医療」について。
(注)横書きで〈20字×20字〉以内にまとめること。
【これまでの話】
本講座では、ここ数週間にわたり「時代に応える良い医師」そして「高齢者」と、今年の医学部入試で出題されそうな典型論点について検討しています。
今回は、老年者の医療において問題となる「チーム医療」について取りあげました。
年齢による体の衰えと持病の治療には、様々な分野の医師と関係者が多面的に進めていく必要があります。
高齢化社会における医療のあり方を、問うものです。
[第92回]
「高齢化社会における医療のあり方」
A子 「よろしくお願いします」
平川先生「こちらこそ、お願いします。さて、2020年。いよいよ勝負の時がきました。あと少しだけ、頑張りましょう」
A子「はい、分かりました(少し、硬い表情で)」
平川先生「(ニッコリ笑って)でも、先週も言いました。たかが試験。まず、深呼吸。のびのびとやります」
A子「はい(『ほっ』と、ため息をつく)」
平川先生、「今回は『チーム医療』について考える問題です。
A子さん、『チーム医療』て、何ですか」
A子 「はい、ちょっと調べてみました。
それは、一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)
が連携して、総合的に治療やケアに当たることです。
病院では、様々な医療スタッフが働いています。異なる職種のメディカルスタッフが協力し合い、それぞれの技術を発揮することにより、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上を図るものです。患者の考えを尊重して、治療を進めます」
平川先生「そうですね。だから、家族もチームのメンバーといえます。
では、なぜ『チーム医療』ということが、ここ最近叫ばれるようになったのですか」
A子 「それは、ウーン何でしょうか。分かりません」
平川先生「こんなときには、患者の側と医療の側の2面に分けて考えてみま
す。まずは、患者の側から何が考えられますか。高齢化が、1つのヒントです」
A子「なるほど。年を取ると、身体のあちこちの具合が、悪くなりますね。 たとえば、心臓が悪いと、どうしても外出しなくなる。そうすると、心臓病だけでなく、運動不足による肥満、足腰の衰えなど、体の至るところの調子が悪くなります。
あっ、そうか、病気は高齢化と密接な関係がありますね」
平川先生「ええ、そして、医療の側からすると、医療自体が高度化・専門化
され細かな分野に分かれてしまったために、かえって1人の患者の
全体の具合が分からなくなる。単独の医師では、もはや手に負えない
という現状が、挙げられます。
そこで、考えられたのが『チーム医療』という治療の取り組み
です」
A子「よく分かりました」
平川先生「ではA子さん、以上の話を踏まえて、答案構成を考えてみてくださ
い」
A子「はい、今から取りかかります」
以下が、A子さんの作った答案構成です。
【答案構成】〈注〉答案構成とは、答案の柱となる事項を書き出し、表にして整理したものです。
A子「できました」
平川先生「うん、『チーム医療』の定義、その背景と課題がおおまかですが分かります。
ただし、そろそろ時間がきました。答案は次回に書き上げるよう
にしましょう」
A子「頑張ります」
平川先生「A子さん、もう2週間ほどでセンター入試です。小論文の答案は、サーっと書き上げるようにします。
そのために、あと少しだけ頑張ろう。医者になる夢の実現まで、
もうちょっとですよ」
A子「はい(先程の硬い表情は和らぎ、元気よく返事をする)」
平川先生「では、今日はここまでとします」
A子「ありがとうございました」
平川先生「来週も、お楽しみに」
【今回のポイント】
「直前期は、普段の8割ほどの力で」
さあ、2020年、皆さんの勝負の年です。でも、力みは禁物。
最良の試験対策は、よく寝ることです。
十分な休養を取ってください。
直前期の勉強は、普段の8割ほどの力に留めるべきです。
そして、入試当日は、ベストの体調で臨みます。
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スクール東京
最高名誉顧問
成川豊彦
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略歴
昭和49年(1974年)
Wセミナー・グループを設立。
平成12年(2000年)
国際著名人年鑑「InternationalWHO’SWHOofProfessionals」に選出される。
平成21年(2009年)
司法試験・予備試験専門の少人数制予備校「スクール東京」の最高名誉顧問に就任。
司法試験・予備試験の合格に向けて、自ら直接指導。
現在
中国・西南法政大学客員教授も務め、教育・健康の分野において国内外で活躍中。
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