文章術

平川先生の小論文講座㊲―近畿大学医学部(平成21年度 後期試験)―

論題 「 医療崩壊の社会構造と解決策」(40分 400字以内)

[第37回]
センター試験まで、あと40日を切りました。いよいよ入試シーズンです。今週から2月までは、医学部・小論文に特に出そうな典型論点を中心に講座を進めたいと考えます。あなたの合格に,少しでも役立てられたら幸いです。
夢を絶対に実現!

「まずは、答案構成をしっかり」


▼平川先生「今回は医療現場が、今抱えている問題を取り上げることにしました。
     前回、扱ったインフォームド・コンセントの課題、高齢者医療の問題
     等に対応するべく、医療現場はこれまでにないほどの過重な課題が課せ
     られています。
     そんな中で、現場では、1部のスタッフが大きな責任を負わされ、
     連続36時間の勤務も、ざらだとか。
     先日の新聞にも、医師の過労死について労災が適用されるかどうか
     で裁判が行われている、との報道がなされていました。
     各大学・医学部も、これからの医療を支える受験生に、強く関心を持
     って欲しいと考えているはずです。
     そこで、今回は、2009年度近畿大学・医学部の問題を検討することに
     しました」


スク男「最近まで、医師というのはサラリーマン、OLよりも勤務時間が短く高
    収入な,比較的楽な仕事と思い込んでいました。実際は緊張を毎日強い
    られる大変な仕事なんですね 」

▼平川先生「そうです。だからこそ君のように、これからの日本の医療を背負う
     人たちに考えて欲しいのです。『医療崩壊』とまでいわれるように
     なっている現状について、向き合って、これからの医学の発展を進めて
     欲しいのです。
     では、スク男君に聞きます。『医療崩壊』という言葉から、問題点
     として、どんなことが挙げられるでしょうか」

スク男「うーん、そうですね。まずは、『崩壊』という言葉から、本来あるべき
    姿が、崩れたということがいえます。そこでよく考えると、この頃、
    よく地方の医師の過重労働、過労死が問題とされています。
    この点から、医師の都市への偏在が指摘できるのではないでしょうか」


平川先生「そうです。よく考えました。
     では、『偏在』は、単に医師の数だけの 問題でしょうか。
     医師の都市への集中は、いわば量の面の問題です。
     質の面の『偏在』もあるのでは、ないでしょうか。
     どんなことが,挙げられるか分かりますか」

スク男「えーと、質ですか。うーん。分かりません」

平川先生「医師を志望する者が、比較的負担の軽い診療科に偏る傾向ですよ。
     医者の負担が大きい産科、小児科を専門とする医学生が年々
     減ってきているという問題です」


スク男「そうか、産婦人科と小児科を目指す人材が減っているということは、
    将来の日本を医療の面から、支えるべき人材が足りなくなることを意味し
    ますね。事態はかなり深刻なんだ」

平川先生「はい、『医療崩壊』は、もはや一刻も猶予できないといえる事態です。
     次回は、この問題を、もう少し整理して答案構成を完成させましょう」

スク男「分かりました。今日は、医療が、どんな様に行き詰まっているのか、
    理解できました。勉強になりました。ありがとうございます。
    来週もよろしくお願いします」

平川先生「来年の医学部・合格を勝ち取るために、あと少しだけ頑張りましょう!」

【合格する小論文のヒント】

「社会の動きにも関心を持とう」
センター試験まで、何日か。焦るなといっても無理でしょう。だからこそ、社会の動きにも関心を持ちましょう
『医療崩壊』の深刻な事態に想いを馳せば、「受験勉強なんかは、大したこと」ありません。
あと、少しだけ頑張ろう。

【「正しい日本語の書き方」が出版されました】

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平川先生の小論文講座37
スクール東京
最高名誉顧問
成川豊彦
~~~~
略歴
昭和49年(1974年)
Wセミナー・グループを設立。
平成12年(2000年)
国際著名人年鑑「InternationalWHO’SWHOofProfessionals」に選出される。
平成21年(2009年)
司法試験・予備試験専門の少人数制予備校「スクール東京」の最高名誉顧問に就任。
司法試験・予備試験の合格に向けて、自ら直接指導。
現在
中国・西南法政大学客員教授も務め、教育・健康の分野において国内外で活躍中。

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