スク東先生 ご紹介
スク東先生はスクール東京の非公式キャラクターですが、「小倉先生」と呼ばれることもあります。旧司法試験(平成22年終了)を受験したことがあります。楽しみはピアノ、将棋ほかボードゲーム、カードゲームをすること、難関中学受験用・小学算数問題を解くこと。理系大学出身。大学時代の同期でフルマラソン(一般参加枠)を3時間30分で走った人に触発され、日々、ランニングで体を鍛えています。スクール東京では、受験指導の傍ら、プログラミング・VBAなど業務開発を行っています。
スク東先生による「短答」対策フォローゼミを、毎週木曜・土曜に開講中です。このゼミは、スクール東京開校以来約10年途切れることなく続いています。法律基本7科目を高い視点から解析し、メリハリの利いた講義で、当ゼミ出身の司法試験・予備試験の合格者の皆さんから高い評価をいただいております。現在も予備試験受験生を中心に、安定的な学習環境の提供に貢献しています。
メディア
指導のときに意識すること
司法修習生Aさんへのメッセージより引用
(Aさんは、社会人で司法試験に最終合格したが、
試験合格年度まで武藤流講座、論文過去問答練等を受講。
諸事情で、合格年度に司法修習へ行けなくなった。)
Q.「法律の勉強から離れるのが不安」という相談に対し、スク東先生からのアドバイス。
【抽象性を引き上げるには】
私からアドバイスさせていただくのは、法律のことを根詰めてやるのは、どうも違うような気がします。というよりか、法律のことは、ほどほどにして別のことをやって、修習に備えるのがよいように思います。理由は、以下の通りです。
(1) 前提(そもそも論)
ご本人の評価は、ともあれ、司法試験合格されるまで勉強されているので、基本的な知識が簡単になくなるようことは、ないと思います。
(2) 法学は社会科学
そもそも、社会の道理に従うのが法学です。ですので、視野を広げるため別のことやって解釈の幅を挙げた方がよい思います。民法学者である我妻栄先生も「経済学」を勉強されたそうです。別分野の発想を、法律の理解に入れるために勉強したのではないでしょうか。修習のさらに先を考えると、その方が特徴作りによいように思います。
(3) 法学の位置づけ
法学は、大学の専門教育で学ぶカリキュラムになっています。そして、入試では基礎学力を見るわけです。なぜかというと、前提がないと、専門学は身につかないからということです。
実際、「学問のすすめ」に、そのような趣旨のことが書いてあり、福沢諭吉先生の思想が、学制(学校制度の最初の法律)に盛り込まれて今の制度に発展してます。体系上そうなっているわけです。私自身、指導していく中で、学ぶ前提が大事だと痛感しております。ですので、基礎学力を強化するにはよいように思います。
一番おすすめするのは「数学」です。
(4) 私自身がやっていること
上記の考えの下、基礎学力の向上に時間を割いております。シャープさを維持するのは、結局「人間力」を向上させるしかないとの価値観に到達してます。そして、その基礎が、「心」「技」「体」で、「技」をよくするために、周辺のことをいろいろやっている感じです。芸人でいう「芸の肥やし」です。これを意識して、法律の内容もより好評いただけているように感じております。まさしく、外からの「芸」がよく映る。ですので、ぜひ、新しいことを始めるとよいと思います。内容は、何でも一生懸命やればよいのではないでしょうか。
参考までに、私的に優先的に取り組んでるのは、音楽と数学です。(数学は中学幾何をやっています。高校入試の問題ですね。)講義は、尊敬する歴史的音楽家の曲調をイメージを目指しているですよ。
すいません。大した話ではないですが・・・。
まあ、こんな感じです。
長々と失礼しました。
参考になりましたでしょうか。ぜひ、視野を広げるために新たなことに取り組んでみてださい。今後ともよろしくお願いします。